S・Hさん
留学都市 | Firenze |
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留学目的 | オペラ・声楽発声法の習得 |
語学学校 | Istituto Europeo |
留学期間 | 2003年6月30日~8月22日(8週間) |
Qどのようなステイ形態でしたか?
学生アパート(二人部屋)
Q滞在費用はいくらほどかかりましたか?
学生アパート640ユーロ(8週間)の他、学費、週末旅行など合計70万円
Q出発までに不安だったことはありますか?
イタリア会館の留学担当の方がすべて解決してくださったので、いざ出発する時は何もなかった。
Qイタリア現地の語学学校はどうでしたか?
イタリア会館では、中級文法2まで勉強したので、文法のレベルはちょうどよかった。日本の参考書にはのっていない細かいことを勉強できたのでよかった。現地の大学でもイタリア語を学んでいた友人の友達の話によると、大学よりもレベルの高い授業をしているとのこと。
最初の一ヶ月目は、全6レベルのうちの2レベルから入ったが、このクラスは外国人8人、日本人5人ほど。会話の授業になると私以外の日本人はほとんどしゃべらなかった。周りの外国人はよくしゃべるので、ガツガツしゃべらないと負ける。先生がとてもよかった。
二ヶ月目のレベル3のクラスは外国人1人、日本人6人のクラス。会話の先生がかなりマニアックでつまらなかった。先生にもあたりハズレがある。全体的に日本人留学生が2~3割くらいいたように思う。毎日まじめに学校に来ているのは、日本人と韓国人くらいで、たいていはバカンスが半分の目的という感じだった。課外授業が充実しているので楽しめた。
Qイタリア滞在中に困ったことはありますか?
アパートにバーニョ(お風呂とトイレが一緒になっている)が一つしかなかったので、朝誰かがシャワーを浴びていたらトイレが使えなかったこと。
Qイタリア滞在中のエピソードを教えてください。
学校のいろんな国の友達と一緒に御飯をつくって食べたり、遊びに行ったりよくした。イタリア人の友達をなるべく多く作ってイタリアの文化や考え方を感じようとした。
学校が終わった後、10日間程度シチリアなど南の方を旅行して回った。日本への帰国も含め3回飛行機に乗ったが、3回ともスーツケースが届かなかった。1回目は4時間後くらいに届いたが、最終バスに間に合うかどうかの時間で少し心配だった。2回目は30分間ほど届かなかったが、幸い同じ場所に一週間ほど滞在していたので、受け取ることができた。3回目は日本に帰国したときだったので、手ぶらで帰れて助かった。
イタリア人にこのことを言うと、「イタリアではいつもこうだからねー」と笑っていた。私も2ヶ月イタリアにいるとすっかり慣れてしまって、「なんとかなるやろう」と笑って済ませることができた。困ったときはいつも親切なイタリア人が助けてくれて、イタリアとイタリア人がますます好きになった。
Qこれから留学をされる方へアドヴァイスをお願いします。
イタリアでは、興味あるものには遠慮なく視線を投げかけるので、かなりジロジロ見られることがよくある。そんなときは必ず笑顔で「チャオ」と挨拶をすると仲良くなれる。スーパーでも通学路でもバールでもいつもそうやって顔見知りを増やしていったので、イタリア語を話す機会も増え、イタリアの生活を楽しむことができた。話しかけられても、ジロジロ見られても決して退かない、自分からつっこんでいく勇気がより生活を楽しくしてくれます。