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シチリアの料理をつくろう!

イワシトレモンノスパゲッティーニ

 シチリアの食文化

 イタリア半島のつま先で蹴られてそうなシチリア島。その為か歴史的に幾多の民族の標的となってきました。しかし、幸か不幸かその事がシチリアの食文化に多くの影響を与えています。ちなみにシチリアは、フェニキア人に始まりギリシャ、ビザンチン、アラブ、ノルマン、フランス、スペインの支配を受けました。
1,オリーブやオレガノ、バジル、ワイン作りはギリシャから
2,強い塩味(結構濃いです)はビザンチンから
3,ドルチェやサフラン、有名なブラッドオレンジ、ジェラートはアラブから
4,クスクス(主にトラパーニ県)はアフリカから
5,バッカラ(タラの干したの)はノルマンから
6,スパイスの活用やファルシ(包む)などの技法はフランスから
  そして何とトマトやナスなどは新大陸の産物で、つまりスペインの影響なんです。以外に歴史は浅い(?)ですがこれにより有名なカポナータが生まれました。


 おうちで作れるシチリア料理“イワシとレモンのスパゲッティーニ”

シチリアでよく食べられているイワシ。もちろん日本でも手に入りやすい食材ですが、今回はより簡単に作れるようにオイルサーディンを使って作ります。すぐ出来るのにとってもおいしいので是非作ってみてください。

シチリア風、イワシとレモンのスパゲッティーニ

 材料(二人前)

パスタ(スパゲッティかスパゲッティーニで)200g
にんにく 2カケ
オイルサーディン 1缶
アンチョビフィレ 2?3片 または アンチョビペースト 適宜
タマネギ 1/4個
レモン 1個(できれば無農薬のものを)
塩、胡椒
なくても大丈夫ですが、あればよりシチリアなもの・・・松の実、レーズン、ケッパー


 下準備

1:玉葱はスライスして水にさらしてください。
2:レモンの皮をおろし金でおろしてください。
3:パスタをゆでるお湯を沸かします。塩は1%でお吸い物より少ししょっぱいぐらいです。

オリーブオイルをいためる

 手順1

 ニンニクのみじん切りをオリーブオイルと一緒にフライパンに入れて火にかけます。香りがたってきて軽く色づいたらアンチョビを入れてほぐします。


 手順2

 オイルサーディンを全体の三分の一ぐらい入れて、良くつぶします。ゆで汁を入れて焦げないようにします。見た目はイワシのミートソースみたいです。ケッパーがあればここで入れます。

手順3
 パスタをゆで始めてください。ソースに残りのオイルサーディンを入れましょう。火は弱火でオイルサーディンがあったまればOKです。
手順4
 少し固めにゆがいたパスタをソースとあわせて、塩とたっぷりの粗挽き黒胡椒で味を調えてください。塩と胡椒は少し強いめのほうが美味しいです。
手順5
 最後にお皿に盛りつけて上からたっぷりのオニオンスライスをのせて、レモンを絞り、レモンの皮を散らしてください。あれば松の実やレーズンもトッピングして美味しいオリーブオイルをかければ完成です。

メニュー提供、リストランテENZO

 今回シチリア料理のレシピをご提供頂いたのは、京都市左京区のイタリアンレストランENZOさんです。暖かく落ち着いた雰囲気の店内で美味しいと評判のイタリアンを是非ご堪能ください。東大路今出川を東へ歩き、京都大学を過ぎたあたりの南側にあります。近くには銀閣寺や哲学の道といった有名観光スポットもあります。

住所:京都市左京区吉田本町27(地図
電話:075-752-3315

リストランテエンツォさんイメージ