あこがれのシチリアに滞在して
- 宿泊設備
- 学校斡旋のホームステイ、アパートメント、ホテル等色々ある。私はイタリアへ到着後3日間はホテルに宿泊し、開校日の前々日ホームステイ先に移動した。朝食付きのみだったので夕食は外でとらねばならずやや面倒であったが、そのお陰で毎日食事に通ったリストランテ経営のファミリアと仲良くなり、家族同様の扱いをして貰い楽しかった(帰国の際は土産にワインまで戴いた!)。ホームステイ先は学校から徒歩で約25分の郊外にあったが結構見晴らしがよく、広いテラスのサンデッキに寝転びながらのんびりとエトナ山やタオルミーナの海を毎日眺めることができたことは、私にとって最高の幸せであった。
- タオルミーナの街について
- 外国人観光客が多いこじんまりとした上品なリゾート地で、日本では軽井沢のイメージと言える。日本人は全然見かけなかった。治安は安定しており、スリ、盗難等は全く心配不要な安全な街で、物価も比較的安く暮らし易い、また勉学には最適な環境で、女性の方でも安心して滞在できる町と言えます。街の中心であるウンベルト通りはいつも観光客で賑わっていた。
- 念願の「イタリアでのヨットクルージング」を体験!
- イタリア会館A先生の父君(パレルモ在住)のお世話になり、36ftヨットをチャーターしてシチリアのパレルモからイタリア最南西端に位置するイーゾラマレッティモまで3日間のクルージングを楽しんだ。船長(skipper)、クルー(crew)と私の3名のみで3日間船上で過ごしたので、必然的にイタリア語を喋らねばならず大変良い勉強になった。この時ヨットで食べたシチリア名物マグロの“霜降り大トロ刺身”は日本でも食べたことのない位美味しく最高の味だった。Buono!
- 結び
- バビロニア校に在籍中、最初の3週間は日本人の受講生が一人もいなかったため、全く日本語を話す機会がなかった。また、街での買い物も全てイタリア語で話さなければならず苦労した。しかし、イタリア語しか通じない所に自分が置かれ、何日か経過すると自然にイタリア語が出てくるものだな?あと感心した!(たとえ片言のイタリア語としても・・・) 教科書の勉強だけでは直ぐに忘れるが、自分がしなければならないことについては必死になってするものだと実感した!