トスカーナ料理をつくろう!
トスカーナの食文化
フィレンツェのイメージが強いですが、海(ティレニア海)あり、山(アペニン山脈)ありで、車で移動していると平地が少なくて山や丘が多い、そして緑の多いところだなと思います。
フィレンツェは京都にとても良く似た感じの古い町で、その昔メディチ家のカテリーナがフランスのアンリ2世に嫁いだときに、当時の最新だったトスカーナ料理を持ち込んでフランス料理の礎になったというお話はすごく有名です。お店でも、オニオングラタンスープやパテはフランス料理ではないかとよく質問されるのですが、フィレンツェのシェフはトスカーナ料理だと笑っていました。
フィレンツェでの食事は本当に楽しくて、すごくおしゃれな料理を食べられるミニシアターつきのお店や、おばちゃんとおじちゃんが喧嘩しながらやっている野菜の美味しいトラットリアや、うまい牛肉(キアーナ牛と呼ばれる脂身の少ない赤身肉)のTボーンステーキとキャンティワインの組み合わせなんて“こんな量絶対に食べきれない!”のに食べ切れてしまう不思議。長くいると、楽しくて美味しくて恐ろしい(体型が…)そんな町です。
トスカーナで有名なおすすめ料理
インゲン豆のスープやクロスティーニ、ビステッカ・アッラ・フィオレンテーナ、トリッパ・アッラ・トスカーナ、リッボナータなど
おうちで作れるトスカーナ料理 “農夫風 キノコとベーコンのスパゲッティ”
シエナのチンタネーゼという豚肉がすごく美味しくて、それで作ったベーコンとキノコのパスタは家庭的なマンマの味です。トマトソースが一般的ですが、ご家庭での作りやすさを考えてガーリックベースにしました。どんなキノコでも美味しく出来ます。ザク切りにしたトマトや大根やかぶらを入れても美味しく出来ます。
簡単レシピ! 農夫風 きのことベーコンのスパゲッティ
材料(二人前)
パスタ(スパゲッティかスパゲッティーニで)200g
にんにく 1個
きのこ (何種類でも大丈夫。沢山の種類を入れたほうが美味しくできます)両手で持てるぐらいを目安に。
ベーコン 150g 塊のほうが美味しく出来ます
塩、胡椒、白ワイン、レモン、赤唐辛子、オリーブオイル適宜
後は家の冷蔵庫に残っている野菜たちも美味しくなるので入れましょう。
下準備
1.ベーコンが塊なら拍子切り(1cm角)にします。
2.キノコソースを作ります。
3.パスタをゆでるお湯を沸かします。塩は1%でお吸い物より少ししょっぱいぐらいです。
手順1
ニンニクを2カケ 皮をむいて包丁などで軽くつぶします。オリーブオイルと赤唐辛子と一緒にフライパンに入れて弱火にかけます。香りが立ってきてキツネ色に色づいたら、ほぐしたキノコを入れます。
手順2
塩を一つまみ入れて(もし沢山作ってストックするならもう2つまみ)火を中火にして水分を飛ばしましょう。なべ底に引っ付くようなら少しオイルを足してください。水分が少なくなってキノコに軽く焦げ色が付いたら白ワインを大さじ3入れてアルコールを飛ばし、火を止めてからレモンを1カケ絞ります。
手順3
別のフライパンに少しのオイルとベーコンを入れて強火で表面がカリッとなるように炒めます。にんにくをみじん切りにして(1カケ分)入れてから2で作ったキノコソースを入れて、ゆで汁をお玉1杯分入れて、パスタをゆで始めてください。(冷蔵庫の残り野菜も入れちゃいましょう)
手順4
少し硬めにゆがいたパスタをソースとあわせて、塩とたっぷりの粗引き黒コショウで味を調えてください。
手順5
最後にお皿に盛り付けて上からたっぷりのエクストラバージンオイルをかけて、(あれば)パセリをかけて、出来上がりです。
メニュー提供、リストランテENZO
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